• 幸田 華子

彼らは歴史を作るのではなく、未来を作る。本当の“Equal”な世界を当たり前にする2020年プロジェクトBを目撃せよ。

APUでは2017年度から学生の自主活動を支援する取り組みとして、選抜プロジェクトという取り組みを始めました。その中でも「B型(プロジェクトB)」は「国際社会で活躍するための異文化受容力・協働力を養う」「正課での学びを活かす」「社会に貢献する」ことを強く意識した、学生考案のユニークな企画が選抜されます。


今回は、今年度のプロジェクトBに採択された団体の一つである「Equal」の吉田侑加さんにお話を伺いました。(Zoomを利用した最先端のオンラインインタビューにて)

【Equalとは】

APU発 #GenderEquality (ジェンダー)について発信をしているグループ。『フェミニズムはみんなのためである』を理念に活動中。性別や人種などに関わらず、誰もが生きやすくなることを目指している。

ロゴにもなっている「=(イコール)」には本当の平等の実現の思いが込められている。

プロジェクトB採択おめでとうございます。

ありがとうございます。

まずジェンダーに興味をもったきっかけ・注目している理由はなんですか?

大きなきっかけとなったのは、1回生の時に友達にふと“女の子らしくしたほうがモテるよ”と言われたことでした。人生で初めてそんな言葉をかけられて、衝撃的だったので鮮明に覚えています。性別という基準ではなく、その人自身の価値観が基準になると思っていたので、性別は意識していなかったと感じたのとともに、ある種の違和感がありました。考えてみると、APUではリーダーが男の子になることもまだ多い。ハウスイベントの時にRAに女の子はメイク担当、男の子は荷物運びをしてほしいと言われ「え?」と思ってしまった過去も思い出して、この出来事をきっかけに「もやもや」ができました。

交換留学先のアメリカでジェンダーを学ばれたとお聞きしましたが、その影響がどんなところにありましたか?

交換留学先でジェンダーを学んで、アメリカのフェミニズムについて教育的・メディア的観点から学んだことでやっと腑に落ちました。そこでは、私が感じていた「もやもや」は大多数にとっての「もやもや」であったことに気づきました。活発な議論の中でジェンダーレスに近づく雰囲気を知り、やっとすっきりしたと同時に私だけが知っているのもったいないと思いました。そして、フェミニズムを知ったことで生きやすくなったので、誰もが自分らしく生きやすい人生にするために社会を変えてやりたいな!という気持ちに変わっていきました。

そのような気持ちが団体を設立されるきっかけとなったのでしょうか?

はい。APUは多様な環境ですが、ジェンダーに関してはまだまだだと思っていました。性別ではなく、その人自身の良さに注目する社会になってほしいということを伝えるために、最初はSNSで記事を書くことから始めました。それに対して、予想以上にたくさんの前向きな反応がありました。留学から帰国後は、国連機関の事務所にて3ヶ月間、実践的に学び、秋に復学しました。その際に、「どうせだったら、影響のある大きい革命を起こして去りたい!」という気持ちと1人の活動に限界を感じていたこともあり、ジェンダー平等を目指す団体の設立を決めました。活動を共にするメンバーのおかげで、視点や考え方も豊かになり、活動の幅も1人の時より格段に広がりました。


現在はコロナウイルスの影響もあり、全国にいるメンバーとはオンラインのミーティングでつながっている。

今回プロジェクトBに参加するのにあたり、「ジェンダーに関する問題認知とジェンダー平等への理解を深める活動」ということで参加されたと聞きました、もっと詳しく教えてください。

現在は4つの大きい企画を軸に活動しています。そのうち3つはジェンダー問題を知ってもらうことや、フェミニズムについて親しみを持ってもらうことを目的としています。最後の一つはフェミニズムに関する講演会などを通じ、APU生自身がアクションを起こすことができるイベントを一緒に作りたいと思っています。プロジェクトB自体は7月から来年(2021年)3月までの間という期間限定の取り組みですが、私たちの最終的な目標は学内にジェンダーセンターのようなジェンダーについてのことが学べる施設の開設をしたり、ジェンダーに関する教科の範囲を広げて開講したりすることで全体的にジェンダーフリーな状態にすることです。


なぜプロジェクトBに参加を決められたのですか?

参加を決めた理由は、Equalは昨年12月からインスタなどで活動を始めていましたが、プロジェクトBはに採択されると大学から支援をしていただけることと、ジェンダーはセンシティブな問題であることから、自分たちだけでの活動は不安を感じていたことが主な理由としてあります。また、社会的にもジェンダーが注目されるようになった今だからこそ、なにか行動を起こすのは「イマ」だと思ったことも理由の一つです。


プロジェクトBに参加し、得られたこと・成長などはありますか?

私は割と楽観的でいつも勢いしかないので、プロジェクトBの審査などが終わってやっとこれからが大変だぁと改めて実感しました!笑 でも、現実問題として頑張ろうという気持ちを持ちつつ、同時にメンバーのモチベーションを維持することへの責任は感じました。

プロジェクトBが進む中で課題はありますか?

課題としては、私もメンバーもまだまだ勉強不足なところですが、ありがたいことに社会学の教授である吉田先生や清家先生のお力も借りながら、みんなで勉強させてもらっています。また、団体の中でも互いに学ぶ事を心がけ、ジェンダーに関するコンテンツやセミナーで学んだ内容をシェアしています。個人的にも他大学のゼミに入っており、学びを続けたいと思っています。

これからはどのような活動をされる予定ですか。

今年度いっぱいは、プロジェクトBがメインとなっています。その活動に付随して12名のメンバーがPR・交渉やインスタグラムの運営を行なっています。また、グッズ販売も予定しており、その情報も随時お届けしたいと思っています。

最後になりますが、この記事の読者の方に伝えたいこと・メッセージなどがございましたら、お願い致します。

ジェンダーに関する企画がたくさんありますが、ぜひみなさんにも参加してもらったり、協力して頂きたいと思います。まずはインスタグラムのアカウントをフォローしていただいて、どんな活動や企画をしているのかを知っていただけたらと思います。ぜひよろしくお願いします!!私たちもまだまだ未熟ですが、ジェンダーはグローバルに活躍するAPU生には絶対に身につけてもらいたい概念や知識でもあります。これから一緒に勉強をして、一緒に変化を起こしましょう!

Equal公式インスタグラム:https://www.instagram.com/equal.apu/

多くの人が生きやすくなる世界を共に作ることで多くの人が救われる。そんな活動の真髄に触れることができました。みなさんもEqualとアクションを起こしませんか?



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