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思い出に残る天空祭
午前10時、APU学生は屋台の準備に追われていました。大雨の中、学生達は来客を待って、キャンパスのいたるところで「いらっしゃいませ」という声が聞かれました。地元の人をちらほら見かけましたが、多くはAPハウスから食べ物を運ぶために行ったり来たりしているAPU生でした。
屋台を出しているチームに今年の天空祭について聞いたところ、雨が激しく降っているけれども、午後からはもっと来場者も増えると思うので、今はできるだけサービスに集中するとのことでした。
キャンパスには宇佐からあげ、日田やきそば、大分フンドーキン醬油といった地元の人による屋台もありました。
12時頃、雨がやみ、大勢の別府市民とAPU生がやってきました。お客を呼び込むためにホットドックの恰好をした友達も見かけました。
体育館では、和太鼓、Life Musicのバンド演奏、よっしゃ虎威のパフォーマンス、スリランカとミャンマー学生の伝統舞踊といった、学生の素晴らしいパフォーマンスが行われました。
F棟の中では、APUハビタットによる新入会員の勧誘と、別府市民およびAPU生向けに自然災害被害地域に対するサポートについて説明会が開かれました。
他の教室では、APUコンネックスアセアンによるセッションが開かれました。コンネックスアセアンの主なメンバーの説明を聞いて、ハビタットAPUが世界の難民の家の建築、自然災害で被害を受けた家を再建する手伝いをしているのに対し、APUコンネックスアセアンはタイ、ベトナム、インドネシアといった開発途上国での子供の識字教育に焦点を置いているということがわかりました。
天空祭の最後に、学生がお互いに「お疲れ様」と言って、疲れを顔に滲ませながらも、笑い合っているのを見ました。私達にとって、食べ物を売ることよりももっと大事なことは、APU学生が国籍や文化や言語を超えて、共に働き困難を乗り越えるすべを学んだこと、APU天空祭という忘れられない思い出を得たことです。友達と一緒の思い出や経験は大学で学べる他のことよりも一層貴重なものだと言えます。