卒業生インタビュー vol.2「失敗を恐れず、前へ進むこと」

 

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?5月からオンラインでの授業が始まりましたね!

さて、今回は「APU卒業生インタビューの連載企画・第二弾」です。

この連載では世界で活躍するAPU卒業生にインタビューをして、学生の皆さんの就職活動や今後のキャリアに役立つ情報をお届けします。

 

今回、私たちはオンラインシステムを通して、IT企業で活躍されている先輩に取材をさせていただきました。杜銘雨 トメイウ (メイさん)は現在働かれている会社で、双方向e-ラーニングの学習プラットフォームを、企業や教育機関へ提供する仕事をされています。

最近は、在宅勤務やリモートワークといった言葉をよく耳にしますが、メイさんも現在は在宅勤務でお仕事をされている一人です。

 お話を聞く中で、メイさんはそのような環境下の仕事でも一緒に働く社員の方々、そして顧客の方々をとても大切にされているという印象を受けました。また「働きやすい環境」は何かについても考えるきっかけとなりました。

 

【卒業生プロフィール】

名前:杜 銘雨(メイさん)

学部:国際経営学部

出身:中国

卒業年度:2012

APUでの活動:APUオーケストラ、FLAG (第一代目)

卒業後のキャリア:富士通 にてシステムエンジニア職(オンキャンパスリクルーティング)、UMUJapanにてカスタマーサクセスマネージャー(現職)

 

2012年卒業したメイさんは、現在IT企業で活躍されている。

 

どのような経緯でAPUに入学しましたか?

私が初めてAPUを知ったのは高校3年生の時です。当時、大学入学試験の準備をしている時だったので、国外の大学に進学するかどうかは決まっていませんでした。様々な大学を見る中でAPUの情報に触れる機会があり、パンフレットを読んだ時に、APUはとてもユニークな大学だな、と驚きました。世界中から学生が集まるキャンパスで学べる環境であるところと、日英両言語で多様な科目を受講できるところに魅力に感じました。

英語は高校まで学んでいて、APUでは日英両言語で授業を受講できるので、言語の壁は思っているほど大変ではないかもしれないと思いました。両親と「もし100%の奨学金を受理することが出来れば、海外の大学に進学してもいいよ」という約束をしたこともあったので、100%の奨学金をいただいてAPUへ来られたことはとてもラッキーでした(笑)

 

APUに在学中、どのように日本語能力を伸ばしましたか

実は、APUで学び始める前に中国で、少しだけ日本語を学んでいました。でも実際来てみたら、APUの学習環境と中国の学習環境は違っているな、と感じました。日本人学生と様々な考えを共有し、コミュニケーションを取れるようになるためには、勉強量を増やす必要がありましたし、80%ぐらいの時間を毎日、日本語の勉強に充てていました。日本語の授業で習う語彙や文法なども、日常のコミュニケーションにとても役に立ったと思います。

国際学生にとって、日本語のみの環境に慣れるのは難しいと思います、でも日本で働く以上、日本語は欠かせませんし、その分多くの練習が必要だと思いました。

 

日本語能力を伸ばしたい国際学生にお勧めの学習方法などはありますか?

アドバイスをするとしたら、とにかく話す練習を続ける!ということですね。特に日常的に日本語を使うことが何よりも大切だと思います。勿論、日本語の授業で得られる日本語のスキルは必要不可欠です。でも、言葉のイントネーションやニュアンスなど、自然な日本語を身に付けるためにも、やはり練習が一番大事だと思います。

 

就職活動はどのように進められたのですか?

まずグローバルに展開している企業や外資系の企業 で働きたいという思いがありました。業界はひとつに絞らず、商社や化学業界、IT業界など幅広く見ていました。多くの企業がAPUキャンパス内での会社説明会や面接の機会を与えてくれていたので、就職活動は殆どオンキャンパスリクルーティングを利用して応募し、会社説明会のために数回、大阪と福岡へ足を運んだという感じです。初めはITの知識が深いわけではなかったのですが、将来を見据えた時に、この劇的に変わっていく社会においてテクノロジーは、重要な分野だと思いました。IT業界でキャリアを積むことを前提に考え、そのために富士通でまず働くことを決めました。

 卒業式でのメイさん

 

APUで得たもので、一番今のキャリアで活かされていると思うことはなんですか?

教養(知識)と経験に尽きると思います。APUで専門科目を深く学べたことで、専門知識が身に付いたこと、そして多様な文化背景や考えを持った人と共に学べた4年間の経験はすごく大きかったです。加えて、馴染みのない環境下でどれだけ自分のコミュニケーション力を発揮することができるのか、そういった苦しい状況を乗り切る環境適応力も今の仕事で活かされているスキルの一つだと感じていますね。

 

APU卒業後のキャリアについて教えてください

近い将来のキャリアプランとしては、もっと多くのお客様に役に立ち、テクノロジーの力で世の中の学び方を変革し、教育環境をよりよい形へ変えていきたいという思いがあります。そのためには、学びや人材教育に関する新しい考え方を発信することもひとつの使命であると考えています。

APUを卒業して初めてのキャリアは、富士通のSE(システムエンジニア)としてITソリューションをクライアントに提供するといった、いわゆるテクニカルサポート中心の仕事でした。4年間その部署で働き、最後の1年は、富士通の新しいベンチャー会社のスタートアップ事業「Deaps technologies」で働きました。これまではテクニカルサポート中心でしたが、Deapsに異動をしてからは主にマーケティングビジネスに携わっていました。

現職はユームテクノロジージャパン(UMU)という会社で、最新技術を利用したe-ラーニング等の学習プラットフォームを提供する仕事をしています。企業や組織に向けて最新のテクノロジーを組み合わせたサービスやソリューション、例えば、マイクロラーニングコンテンツや動画課題、AIコーチングなどを使ってお客様の人材育成と教育環境の向上のサポートを行います。私の主な仕事内容としては、お客様が抱える問題の対応や解決を行い、商品やサービスの最大化に努めています。

 

外国人として日本で働くことについて、どのようにお考えですか?

これまで勤務した会社はどちらも日系企業で、一緒に働いている社員もほとんどが日本人という環境でした。国際学生の中には、伝統的な日系企業の文化環境で働くことは大変なんじゃないかと思う人もいるかもしれないですが、心配はいりません。 会社によって、企業文化も全く違いますし、自分に合う企業文化や社風を見つけることがなによりも大事だと思います。

私が働いていた環境は、同じ部署や人事部にいる社員だけではなくて、他の部署の方々と定期的に話し合う場があったので、その場で相談ができるなど、自分にとって働きやすい環境だったと感じています。

現在又は今後就職活動を行う学生へのアドバイスのひとつとして、出来るだけ人事以外の部署の社員と話すこをおすすめします。就職活動中は、人事の方と話す機会は多いと思いますが、実際に他の部署で働いている社員の話を聞くことも取り入れてみて下さい!なぜなら、パンフレットやネットの情報に書かれていることと、実際に働くことは違う、というケースがあるからです。そのギャップを埋めるためにも、幅広い分野で活躍をされている方の生の声を聞いて、会社、仕事を深く知ることはとても大切です。
 

 Skypeで行われたインタビュー

在宅勤務について、どう対応されていますか?

現職のUMUという会社は2015年に創立、UMU Japan は2018年に設立されました。中国、台湾、アメリカ、香港の海外のパートナー企業と繋がりながら仕事を進めています。ベトナム人の社員もいますが、そのほかは全員日本人の社員で成り立っています。働く環境として、日本のオフィスでは、社員が自由に使えるシェアスペースがあるほか、リモートワーク、在宅勤務も快適に行える環境が整っていると感じています。

コロナウイルスの感染が拡大する以前から、リモートワークを行うこともあったので、今の在宅勤務の環境において、難しさはそこまで感じていません。リモートワークをしていることで、実際に顔を合わせて会議をしたりすることはできないですが、仕事環境で大変だと感じることはあまりないですね。

 

 

将来のキャリアプランを教えてください。

2~3年後を見据えた時に、今携わっているUMU日本のビジネスをよりもっと大きくしていきたい、という思いがあります。そのためにも顧客の方々に対して開発した学習プラットフォームを届けることで、学習のパフォーマンスを最大化し、組織の人材育成や教育環境をより良い方向へと変えていきたい、と思います。まだまだ小さなチームなので、他の事業にも挑戦したいですし、効率化を図りつつ、チームの拡大と組織づくりにさらに全力を注ぎたいと考えています。

 


最後に、APU在学生へメッセージをお願いします!

4年間の大学生活はあっという間に過ぎ去ります。だから1分1秒を思う存分、楽しんで下さい!!APUの環境は今までにない、新しいことに挑戦する機会がたくさん転がっていると思います。興味を持ったことに、失敗を恐れず、ためらわずに飛び込んでください。

現在、就職活動をされている学生の皆さんへのメッセージとしては、早めに準備を進めることが大切である、ということです。また、先ほども話させていただきましたが、会社には多種多様な部署で活躍されている社員がいます。一人の社員の方だけに話を聞くのではなく、視野を広げるためにも様々な職種の方と話してみて下さい。そうすれば会社が持つ働き方や企業文化も、異なる視点から知ることができると思います。

就職活動中は新しい出会いがたくさんあります。出会った人が今後ともに働く社員になるかもしれません。人との出会いを大切にしながら、自分のキャリアを築いていってください。応援しています!

 

 

メイさん、熱いメッセージをありがとうございました!

どうぞお体に気を付けて、今後のご活躍を祈念しております!

Please reload